夏風邪
まず始めに旦那が風邪をひき次に息子、その次に娘にうつった。
娘は高熱は出すものの、本人はけろっとしているタイプで食欲もおちないので回復もはやい。
9度の熱を出しながら歌っていたりして、案の定ピークは一日で終わった。
息子の方は逆に少しの熱でもぐったりして、
特に食事がとれなくなるので何日も微熱が上がったり下がったりでだらだらと具合の悪い日が続いた。
機嫌も悪く泣いてばかりだった。
さて、息子は偶然とか明確な因果関係のないものが苦手である。
じゃんけん、すごろく、トランプゲームの「戦争」などに負けたときに
どうして負けるのかどうしたら勝てるのかなどと怒る。
負けたことに怒るのではなく勝つ方法がないことに怒る。
もしくはスポーツで格下のチームが格上のチームに勝つというような番狂わせが起きると
それをうまく理解できない。
勝負は時の運任せでもなければ出来レースでもない。
それがわからない。
風邪をひいて半泣きになりながら、
どうして自分が風邪をひいたのか懸命に考えていた。
何が悪かったのか自分の行動をひとつひとつ列挙したり。
風邪なんてひくときにはひく、誰でもひく、いいひともわるいひとも皆ひく、
だからのんびり寝てなさい。
こういうの、受け止められるようになればもう少し楽になるだろうに。
なんか、こういう生きにくさを少しずつ融かしてあげたい。