如春夜夢

発達障害児の子育て記録です。

手洗い

下の子。

外から帰ってきたあとは手を洗いましょう、
というのを理解していて、
帰宅すると自分用の踏み台を洗面台の前にいそいそと運んでくる。
(もちろんその後手を洗う)


それはいいのだけれど、その踏み台の位置が問題だ。
踏み台の中央にかいてある象さんの絵がちゃんと洗面台の中心線とぴったり揃わないといけない。
揃うまで何回も置き直す。
なかなかうまく置けないと癇癪を起こす。


彼女はまだ2歳だ。
発達障害の診断はつかない、というかつけられない。
単に言葉の遅い子かもしれない。
入園頃には追い付いているかもしれない。
そういう子はざらにいる。


彼女はあまり喋らない。
正確にいうと元気でよく声を発してはいるが、自分の言いたいことを言うばかりで、
こちらの質問や要求にはあまり答えられない。


まだ、わからない。わからないのだけれど、
兄がそういう子であるとついそういうフィルターで見てしまう。


踏み台の位置なんて、普通の子は気にしないんじゃないの。
特有の、こだわりなんじゃないの。


無論、単に踏み台の位置を気にするだけの子かもしれないし、
踏み台の位置を気にしたところで死ぬわけでもないしたいした支障でもない。


発達障害であったところで、子はかわいい。
大切な子どもだ。


だから、こんなこと気にせずにいたいのだけれど。